姪浜副院長 寺脇悠一 | 甲状腺の病気の治療について

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甲状腺とは身体にとってアクセルのようなもの。 二田哲博クリニック姪浜 糖尿病専門医 甲状腺専門医 寺脇悠一

甲状腺の様子をクルマにたとえるならば
アクセルを踏み込んだ状態 =オーバーヒート=亢進
アクセルを踏み込めない状態=アイドリング =低下

糖私が医学生のとき見たテキストに「甲状腺は体のアクセルのようなもの」と記載してありました。これは医師になった今でも患者さんに説明するときに使っている言葉です。

甲状腺機能が亢進する=「アクセルを踏み込んだ状態」になるときには、動悸や息切れ、多汗、体重の減少などの症状がおこります。
一方、甲状腺機能が低下する=「アクセルが踏めない、アイドリングしている状態」になるときは無気力、倦怠感、寒がり、体重増加、便秘などの症状がおこります。

患者さんの中では自身でこれらに当てはまる症状があるため来院され、検査をしてみると実は甲状腺の異常がみられた、という方もいます。
軽度の甲状腺機能変化ではこのような症状を感じない方もいますし、上記のような症状は甲状腺以外の疾患でも起こりえるため、放置している患者さんもいるようです。

首の腫れやしこりといった症状があり検査の結果、甲状腺結節が見つかることも意外に多いのです。
症状がない方でも健診で指摘され受診される方もいらっしゃいます。甲状腺疾患の診断はCT/MRIといった大掛かりな機械よりも、甲状腺そのものが比較的小さな臓器なので、超音波(エコー)検査が診断に有用で、初診時に必ず行います。
甲状腺機能異常や結節病変はなかなか気づきにくい疾患です、もしなんとなくいつもと感じが違ったり、不安があるのであれば甲状腺専門の当院を受診してください。病気が見つかれば適切な治療法が提示させていただきますし、たとえ甲状腺に異常が見当たらなかったとしても、不安が取り除けたことを一緒に喜びたいと思っています。

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