2020年11月14日、世界糖尿病デー2020の当日、朝日新聞の朝刊に姪浜院長 下野大とフリーキャスター 唐橋ユミ氏の対談がカラー1面で掲載されました。
11月14日は「世界糖尿病デー」です。日本をはじめ世界168の国と地域で、様々な糖尿病啓発イベントが行われます。糖尿病の合併症・併存症のリスクを軽減するために重要なのが、早期からの正しい治療の継続です。食事や運動による血糖値コントロールは、患者さんだけでなくシニア世代にとっても健康寿命を延伸するために必要です。糖尿病治療について、糖尿病専門医の下野大先生とフリーキャスターの唐橋ユミさんが語り合いました。
と始まる記事となっています。ここでは再編集し、下野の言葉を中心に記事の一部を紹介します。
ーーー糖尿病ってどんな病気?
一言で言えば「インスリンの効きが悪くなる病気」です。膵臓で作られるインスリンには、血液中の糖を細胞の中に取り込む働きがあります。ところが、何らかの原因でその働きが悪くなって、血液中に糖がどんどんたまり、血糖値が高い状態が続くのが糖尿病です。膵臓でインスリンが突然作られなくなる「1型糖尿病」と、インスリンの効きが悪くなる「2型糖尿病」に分かれますが、9割以上が後者です。
ーーー2型糖尿病の原因は?
2型糖尿病の原因には加齢や肥満、運動不足、食生活の乱れなどが考えられますが、実際に糖尿病になるかどうかは遺伝的要因が関係することもあり、必ずしもこれらの要因が関係することは限りません。つまり、同じ生活をしていても糖尿病になる人とならない人がいるということになります。
ー中略ー
ーーー日本の2型糖尿病の患者さんの数は?
はい、糖尿病が強く疑われる成人は約1000万人、その予備軍が約1000万人、合計2000万人が糖尿病またはその予備軍であると推計されています。太った方がなりやすいというイメージがあるようですが、日本人には痩せている糖尿病の患者さんも多くいらっしゃいます。
ーーー2型糖尿病になるとどうなるんですか?
血糖値が高い状態を放置しておくと、血管が痛んでいきます。その結果、動脈硬化が進んで心臓や脳の血管が狭くなり、そこが血の塊などで詰まると心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。慢性腎臓病や糖尿病網膜症なども代表的な糖尿病の合併症・併存症です。糖尿病の治療は、これらの合併症・併存症を予防し、健康な人と同じような生活ができることを目指すことが目標です。
ー以下略ー
この他に、早期発見の方法や糖尿病の食事療法・運動療法のポイントなどについて話しています。
さらに詳しい記事はPDFファイルでご覧ください。実際の新聞のデータはこちらから→【掲載記事本紙】
今回の新聞紙面の内容も含め、BS朝日で放送予定です。
(出 演)唐橋ユミ、木本武宏(TKO)、大八木淳史
(ゲスト)下野大(糖尿病専門医)
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